教授あいさつ

東京医科歯科大学

2020年 年頭の挨拶

皆さま あけましておめでとうございます。皆さまにとって本年が良い一年となりますよう心よりお祈りいたします。

昨年4月に働き方改革が施行され、日々教育・研究・臨床に研鑽する医局員の労務削減および効率化を図ることとなりました。外来の対応としては、口腔外科外来の初診受付を完全予約制とし、これにより新患の混雑緩和と、新患業務の計画的時間配分が可能になりました。一方で、患者さんの待機時間が長くなることが懸念されておりましたが、十分な予約枠を設けており、現在のところスムーズに運用されています。今後、教育および研究面においても効率化を進めたいと考えております。

経験豊富な熟練者の「効率化」に不安はありませんが、若手の業務効率化は危険をはらんでいます。ときに人生回り道が必要ですが、回り道を経験させずに近道のみを指南するためには、指導者が回り道について詳述し、若手に理解してもらわなければなりません。若手教育も非常に難しい時代となり、一日一日緊張感を持って教育しなければならないことを痛感しております。

医局員をはじめ口腔外科を志す先生達が、この一年の目標に向かって充実した日々が送れるよう尽力したいと思います。