頸部リンパ節転移治療

東京医科歯科大学

けいぶりんぱせつてんい頸部リンパ節転移治療

がんは、一般的にリンパの流れに沿って転移しやすく、口腔がんでは顎の下や首のリンパ節(頸部リンパ節)に約3割の確率で転移を起こします。

頸部リンパ節への転移を認める場合や転移が疑われる場合には、頸部のリンパ組織を取り除く手術(頸部郭清術)を行います。

この手術ではリンパ節転移を確実に除去するために、リンパ節に隣接する血管、神経、筋肉、脂肪も併せて切除します。症例によっては血管、神経、筋肉はできる限り温存し、術後の障害を最小限にするよう努めています。